手あて・健康

災害で起こしやすい病気と予防方法

避難生活が長期にわたると健康管理が重要になってきます。災害で起こしやすい病気や予防方法、備えについてご紹介したいと思います。

災害で起こしやすい病気

感染症

ノロウィルス、破傷風、コロナなど、避難所などの閉鎖された空間では集団感染を起こしやすいです。

じん肺

地震などでは粉塵が多く舞います。それらを大量に吸い込むことでじん肺になります。

始めは自覚症状がありませんが気づかない間に進行し、咳・痰・息切れが起こり、さらに進行すると全身に症状が出現します。

一酸化炭素中毒

屋内や車内などでストーブや発電機などを使用することにより一酸化炭素中毒になります。

エコノミークラス症候群

食事や水分を十分にとらない状態で、車などの狭い座席に長時間座っているなどして足を動かさないと、血行不良が起こり、血液が固まりやすくなります。

その結果、血の固まり(血栓)が足から肺などにとび、血管を詰まらせ肺塞栓などを誘発する恐れがあります。この症状をエコノミークラス症候群といいます。

心身の機能低下

避難生活では体を動かす機会が減り、筋力低下が起こりやすいです。また、動かないことによって心も沈みがちになります。

肺炎

避難生活では食生活の偏り、水分補給の不足、歯磨きをしない、ストレスなどが重なり、むし歯や歯周病になり肺炎を起こしやすくなります。

口の中のばい菌を誤って肺に飲み込んで感染する肺炎を誤嚥性(ごえんせい)肺炎と言います。

持病の悪化

常用のお薬が切れると持病が悪化しやすいです。

予防が大切

災害で起こしやすい病気について、対策を知っていることで予防することができます。

感染症予防

コロナ

水が使用できない災害時においては 手洗い・うがいが難しくなります。マスク・ウェットティッシュ・アルコールを備えておきましょう。

ノロウイルス

ノロウイルスに対してアルコール消毒の効果はありません。

嘔吐・下痢の方は隔離し、排泄物には紙をかぶせてビニール袋で閉じる必要があります。取り除いた後はハイター消毒が必要です。

予防は、手洗い、症状がある人とは距離をとる、排泄物を適切に処理しハイター消毒することです。

災害時は、手洗いなどの基本的な感染対策ができない場合が多いため、症状がなくても調理をする人は手袋をするなど普段より衛生面に気を付ける必要かあります。

破傷風

破傷風とは

破傷風菌に感染すると、3~21日後になって、全身のこわばりや筋肉のけいれんが起こります。重症の場合は死に至ることもあります

ケガをしてそこから破傷風菌が入ると破傷風になります。傷口に土が付いたり、がれきやクギなどでケガをした場合には傷口をよく洗いましょう。

水道水がない場合は、開封していないペットボトルの水などを使用します。

じん肺予防

  • マスク着用・・・防塵マスクやN95マスク推奨
  • 発生を抑える・・・水をまく、濡らす
  • 除去する・・・廃棄装置、粉塵装置を使用
  • 換気する・・・作業時は換気

災害時にできそうなのはマスクと換気ですね。N95や防塵マスクを備えておくと、コロナにも火山灰にも役立ちます。

一酸化炭素中毒予防

一酸化炭素は無臭無色です。低い濃度で死亡する危険があります。燃料を燃やしたりする場合には、換気に心がけましょう。

エコノミークラス症候群予防

定期的に体を動かし水分をしっかり摂ることです。水分をしっかり摂るためには、トイレや水を日頃から備えておくことが大切ですね。

アルコールやお茶コーヒーは利尿作用がありますので水分補給には適しません。血栓予防のために、ゆったりした服装がオススメです。

心身の機能低下予防

災害時は普段の生活と大きく変わり、みんなめげます。そんな時だからこそ、人任せにせず自分ができることはする、みんなと協力するなど積極的になることで心身機能低下の予防に繋がります。

肺炎予防

口のばい菌は肺炎などの原因になります。液体歯磨きは清涼感もあって防災にオススメです。

持病を安定させる

すぐに病院に行けないのが災害時。お薬や非常電源などの備えが持病の安定に繋がります。

まとめ

  • 災害で起こしやすい病気があります
  • 災害で起こしやすい病気は予防できます
  • 持病を悪化させないよう備えをしましょう

-手あて・健康