災害時に困るのはなんといってもトイレ。オムツはどこでも用が足せるなどの利点もあり選択肢の1つにオススメです。
オムツのメリット・デメリット、選び方や履き方のコツ、その他活用方法を知っておくと、いざという時に役立つこと間違いナシです♪
災害時オムツのメリット
場所を選ばずトイレができる
災害用の一般的な簡易トイレは隠れる場所や用を足すスペースが必要になります。
オムツは履くときに隠れる必要がありますが、どこでもトイレができます。
動きながらでも用が足せる
急いで避難する場合などにもトイレを気にせず移動できます。
バリアフリー
いろんな方が使用できます。
軽い
紙製なので軽いです。
他の活用方法もある
この記事の後半に詳しくご紹介しています♪
オムツのデメリット
コストがかかる
一般的な簡易トイレに比べてコストがかかります。
臭いが気になる
すぐに交換できない場合など臭いが気になることがあります。
不潔になりやすい
長時間装着していると不潔になりやすいです。
場所をとる
ある程度かさばります。
ゴミの処理
オムツの廃棄が必要になります。オムツは結構臭いますので、消臭効果のあるゴミ袋がオススメです。
オムツについて
オムツの種類
オムツには大きく分けて4つの種類があります。
- カバータイプ
- フラットタイプオムツ
- リハビリパンツ
- 尿とりパッド
自立の程度で選ぶ
トイレが自分でできるかどうかが選ぶ基準となります。
吸収量で選ぶ
オムツによって尿の吸収量が違います。また便の硬さなどによっても選べるものもあります。
素材や通気性も大切
使用する方の肌の状態、着け心地なども大切です。
オムツ助成金
介護が必要な方はオムツの助成金があります。自治体により違います。
オムツの選び方(自立している方向け)
オムツに馴染みがなく、トイレが自立している方向けにご紹介しています。
リハビリパンツ+尿とりパッド
自分で脱いだり履いたりできる方は、リハビリパンツ+尿とりパッドがオススメです。
尿とりパッドは中あてのことで、交換が楽になり吸水も安心です。
リハビリパンツは薄めがオススメ
薄型タイプがオススメです。服の上から目立ちにくく、ゴワゴワせず着脱もスムースにできます。
尿とりパッドは吸収量とサイズで選ぶ
若い方ですと、1回の尿量が300~500mlになります。一般的に売られているオムツは介護用で高齢者向けのため、1回の尿量が120ml程度と少なめになっています。
オムツのパーケージに尿の吸収量が記載されていますので、1回尿量×何回分吸収なのかを見て判断すると良いでしょう。
尿回数が少なめで1回量が多い方は400~600ml(4回分)吸収タイプ、尿回数が多めで頻回に変えたい方は200ml~400ml(2回~4回)吸収タイプがオススメです。
たくさん吸うタイプは大きくなりがちです。リハビリパンツにおさまるサイズが漏れにくいです。
ずれ防止テープ
尿とりパッドがズレたりした場合は漏れる原因になります。マジックテープなどズレにくい工夫をしているものがオススメです。
コチらは4回分600ml吸収で、リハビリパンツに収まるサイズ+マジックテープつき
こちらは2回分300ml吸収タイプ。ズレ防止テープつき。
オムツの履き方
履き方をあなどるなかれ。知らないと漏れる確率が高くなります(^^;
- 前後に2~3回のばし中のギャザーをしっかり立たせる(ギャザーは横モレ防止のかなめ)
- 履きやすいように横にのばす
- 尿とりパッドに手を入れてギャザーを立てておく
- 両足をパンツに通し、膝のあたりで尿とりパッドを装着する
- 尿とりパッドがリハビリパンツのギャザー内に収まっているか確認
- リハビリパンツに尿とりパッドがピッタリつくように押さえる
- リハビリパンツを腰まであげる
- 交換の際は真上から引っ張ってはがす※横からだとパンツがやぶけやすい
3日分あると安心
災害では72時間の備えがまずは大切。とりあえず3日分程度備えておくと安心ですね。
オムツの活用方法
簡易トイレとして
自宅のトイレやバケツなどにビニール袋を入れ、その上にオムツを敷けば簡易トイレになります。
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手足や洗髪に使える
災害では排水管の破損などで排水ができないことがあります。手足や髪を洗う際に吸水シートとして使用できます。
保温機能やクッション
下着よりも分厚いので保温機能やクッション性があります。
掃除に使える
油吸収、拭き掃除、窓掃除などに活用できます。へたりにくくたくさん吸ってくれます。
嘔吐や生理に
吐物の吸収や生理時にも使えます。
まとめ
- どこでもできるトイレ『リハビリパンツ』選び方と履き方のコツ
- 災害時に便利なオムツ活用方法のご紹介でした