地震でまず備えなくてはいけないのは、ズバリ『命を守る備え』です。いくらモノを備えても、すべて命あってのものだねですから。
命優先で考え、カンタンにできる備えから、ランキング形式でご紹介しています。
命を守ることが1番
備えのコツは命をどう守るか
阪神淡路大震災での死因の8割は家屋倒壊・家具などによる圧死でした。
備えというと備蓄を考えがちですが、すぐに食べなくても、すぐに飲まなくても命は大丈夫です。備えの最優先は命です。
1位 災害への心づもり
自分も災害にあうかもと考える
人は、『自分だけは大丈夫だろう』と思いがちです。そこを、『もし災害にあったらどうする』という意識にするだけで、備えは始まると私は思っています。
災害で動けなくなる凍りつき症候群
災害での行動について考えなれていないと、いざという時に頭が真っ白となり動けなくなってしまうことがあります。これを凍りつき症候群と言います。
考える訓練は何より大切
『地震がきたら机の下にもぐる』と常識にとらわれず、机ごとつぶれるかも、など、いろんな想定で考えると視野が広がります。
★具体的に★最悪に備えて★想定外で考えてみましょう。
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防災マニアが考えてみた。『家で地震にあったら』
実を結んだ『釜石の奇跡』
『釜石の奇跡』は東日本大震災で助かった子どもたちの話です。普段から災害時に命を守る行動を考え、訓練を重ねて実を結びました。
子どもだから教えるのではなく、子どもであっても自分たちで考える力をつけることが大切です。
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【防災】命を守る行動『釜石の奇跡』に学ぶ
考えるのはタダでできる備え
考える練習はタダです。それで命が守ることができるのなら、やらない手はないですね👍
当サイトの『もしもシリーズ』では、家にいる時、歩いている時、など具体的にシミュレートしています。
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外にいる時地震がきたら?『歩いているとき編』
2位 家の中に安全地帯をつくる
そんな方にオススメなのが、まず家のどこかに安全地帯をつくることです。家は長い時間をすごすところだからです。
モノをどかすだけでもいいし、キケンが少ない場所を考えるだけでも全然違います。
場所を決めておくと避難場所になる
家族間で安全場所を共有していると、いざという時にわざわざ呼ばなくても、避難場所となり集まることができます。
モノが落ちてこないところ
廊下や、玄関、リビング、庭、どこでもいいのですが、モノが倒れない、落ちてこないところがオススメです。
たとえばリビングのガラスと反対側の壁など、部屋の一角と決めてもいいかもしれません。
玄関は柱に囲まれている場合が多く、比較的安全な場所だそうです。
閉じ込められないところ
ドアがあり閉じ込められる可能性があるところはキケンです。
トイレやお風呂などで地震が起こったら、まずドアを開けて避難経路を確保することが大切です。
避難経路は確保しておく
せっかく安全地帯を考えていても、そこまでの道がふさがれては何にもなりません。
避難経路を確保できるように、廊下や玄関は特に普段からモノをあまり置かないことをオススメします。
3位 寝床回りを安全にする
長時間じっとしている寝床回りを安全にしておくと、命が助かる可能性が高くなります。
本棚、タンス、照明など、落ちてこないようにするだけで全然違います。
4位 くっつけるだけジェルパッド
ここからはいよいよ防災グッズの出番です。全部の部屋と思うとおっくうになりますが、まずこの部屋、と決めるといいですよ(^^♪
ジェルパッドは家電などの下に置くだけでカンタンにくっつきます。レンジなら1分もあればできます。
5位 くっつけるだけドアストッパー
これもくっつけるだけです。そんなに計算してくっつける必要はないので、思っていたより全然楽です♪
開け閉めがめんどいと思うかもしれませんが、慣れたらなんてことなかったですよ。安全第一です。
曲がるタイプ。
5位 さしこむだけ家具転倒防止プレート
大きい家具だと1人では大変ですが、誰かに持ってもらえば差し込むだけなのですぐ済みます。1人でも体をつかって浮かしてできます。
6位 つっぱり棒
実際やったら30分くらいでできました。やる気を起こすまでがめんどかったかもしれません。
長さを大体で決めると失敗しがちなので測った方が良いですよ~。
7位 ガラス飛散防止シート
私の場合は1部屋で30分~1時間くらいかかったくらいでしょうか。水で濡らしてくっつけるので、やり直しもカンタンです。
ただ、結構ズボラなので気泡が入ったりゆがみが生じてしまっています(^^; 透明なので気にしていませんが(笑)
紫外線カットも気に入っています。台風の時も毎回バッテンしなくていいので大助かりです。3年経ちますがはがれていません。
8位 3日分の備蓄
安全が確保できてから備蓄品です。それは、生きてさえいればなんとかなると私は思っているからです。
緊急に避難しなくてはならない時に、3日間生きる備えが入っているこのセットがあれば安心です。
9位 災害用トイレ
ここからは長期避難向け。ここまできたらいよいよ防災上級者です。
避難生活困ったナンバー1はトイレというアンケート結果があります。トイレをしない人はいませんし、毎日します。
災害用トイレは種類も多くあります。
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【断水対策】トイレを備えよう
10位 食料・水
非常食は米やパンなど、手軽に摂れる炭水化物に偏りがちです。長期避難では健康のために栄養バランスがとても大切です。
おかずや野菜などが入ったセットを選ぶといいですよ。クリアできたら家庭でのローリングストックもオススメです。
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【非常食】非常時だっておいしく食べたい
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災害で起こしやすい病気と予防方法
まとめ
- 地震対策、命優先で考える、カンタンにできる備え順ランキングでした
- ランキングを制覇したら結構防災できます