在宅で療養している吸引が必要な方にとって、吸引は生命を維持する大切なもの。停電に備えておくと安心です。
そこで、停電に備える吸引器や、バッテリーについてまとめてみました。
停電について
停電の原因はさまざま
停電の原因は、災害だけでなく変電所や落雷など様々あり、いつ起こるか予想できません。
いつまで続くかわからない
期間がいつまで続くかということもわかりません。
3日間72時間は備えておきたい
これまでの災害の経験から、3日間の電力は備えることが推奨されています。
吸引器を備える
手動式吸引器
これはゴムポンプを手で押して使用するものです。
以前試した際に、軽くて持ち運びがしやすいと感じました。その一方、片手が使えない、頻回に吸引する場合は疲れそう、と思いました。
足踏み吸引器
これも実際試してみて、両手が使えるのが便利だと思いました。軽いので持ち運びも困りません。
痰を捨てる時に一体型なのがちょっと気になるくらいです。
バッテリー内臓吸引器
バッテリーが内臓されていて、充電方法は3電源対応(AC100V、自動車シガーライターケーブル、充電池)がオススメです。
コチラは満充電で約50分(通常)・約80分(節電)の連続運転が可能な吸引器です。
吸う?
もし何もなくて、大切な人の命がキケンだったら、私は自分で吸ってしまうかもしれません。変なこと言ってすみません。
もし、そんなことがあるとするならば、せめて感染予防のために長いチューブをつけて直接痰を吸わないようにします。
と、私の勝手な妄想はさておき、揃えておいて損がないのは吸引チューブです。
災害時は水や吸引回数を節約しがちです。チューブ自体が詰まったら大変です。
非常用電源を備える
ポータブル電源
カンタン、手軽に使えて操作もしやすく管理も楽です。お財布と相談する必要がありますが、命にはかえられません。
ソーラーパネルで充電できるのも魅力的です。
-
【停電対策】簡単手軽ポータブル電源のススメ
市販のカーバッテリー
ポータブル電源より安く簡単に購入することができますが、扱いはすこし複雑で安全面に配慮が必要なようです。私は電気に疎いのでちょっと説明できかねます(^^;
自動車から電気をとる
シガーソケット、100Vコンセント、 USB 端子、Vehicle to Home機器から車の電気をとる方法です。
コードの接続や取り扱いについては事前に練習をしておく必要があります。
車がないとできませんし、車との距離や災害の程度、ガソリンなどに左右されますね。
発電機
ガソリンタイプと、ガスタイプがあります。どちらも定期的なエンジンオイルの交換やメンテナンスが必要です。
また、発電機は室内で使用することができませんので、置き場所や保管方法の確認が必要です。
災害時はガス管の破裂等も起こりますので、使用には細心の注意が必要です。
オススメの備え
内臓バッテリー吸引器+ポータブル電源+足踏み吸引器を備えておくのが一番オススメです。
各ご家庭、介護関係者、医療者と一緒に相談して、みんなで共有することも大切ですね。
-
福祉避難所が足りない?!もしもの時のための備え。
まとめ
- 停電で吸引に困らないように備えましょう
- 停電時の吸引器、非常用電源の備えのご紹介