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【断水対策】トイレを備えよう

地震、台風、水道管の破損など様々な要因で起こる断水。あるサイトの調査によりますと簡易トイレを備えている人は14%だとか。

そこで、備えて安心、災害用トイレ・便利なオムツの活用についてご紹介します。

阪神淡路大震災で起きたトイレパニック

内閣府防災情報ページ阪神淡路大震災教訓情報資料集にあるトイレパニックの一部をご紹介します。

  • 汚物の山ができた
  • トイレを控えるために食料・水控えが起こった
  • 仮設トイレの使い方がわからない、バリアフリー対応じゃないため使えなかった
  • 穴を掘ってトイレをすると雨で出てきた

これらの教訓を活かすためにもトイレを備えたいですね。

詳しくはコチラ☞http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/hanshin_awaji/data/detail/1-8-2.html

災害用トイレの種類

緊急用携帯トイレ

緊急時用に小さくて便利ですが、丸見えにならない場所を考える必要があります。

女性は当て口の大きさやフィット感なども考慮する必要があります。

実際使用感をレビューしたサイトがあります。https://kakakumag.com/houseware/?id=12034

尿だけのタイプと、大もできるタイプがあります。容量も600~1000mlと種類があるので選べます。

便座簡易トイレ

大きく分けて、便座がいるタイプといらないタイプに分かれます。避難生活が長くなる場合重宝します。

便座がついていないタイプ(家庭用トイレ便座を使用)

家庭のトイレにかぶせて使うタイプのトイレです。専用の凝固シートを使用し排泄物を固めます。

自宅の便座を普段通り使えるのは安心しますが、破損した場合には他の物で代用するか直接する必要があります。

便座がついているタイプ

こちらは便座が付属されているという利点があります。持ち運びの際は少しかさばるかもしれません。

トイレをする場所がない場合

トイレがあっても、トイレをする場所がなくて困ることもあるかもしれません。そんな時のためにプライバシーテントというものもあります。

何回分準備したら良いのか

成人の1日のトイレ回数を4回とすると、4人家族が1日で使用する回数は16回分です。3日過ごすと48回分、1週間と考えると112回分です。各家庭において計算しておく必要がありますね。

日頃から緊急時トイレについて話し合っておく

使い慣れていないトイレを使用する場合、特にお子様や高齢者の方は戸惑いパニックを起こすことが考えられます。

排泄がうまくできないと体調を崩す原因にもなりますので、各家庭で日頃から緊急時のトイレについて使い方などについて話し合っておくことも大切ですね。

ペーパー、手袋、おしりふき、生理用品なども必要

断水では、水洗トイレはもちろん手もお尻も洗えません。災害時は買いだめが起こりますので普段からトイレ周辺物品も多めにストックしておくことが大切ですね。

オススメ災害用トイレサイト

災害用トイレの詳細がわかるサイトのご紹介♪とてもわかりやすいです。

日本トイレ研究所Labo.災害用トイレガイドhttps://www.toilet.or.jp/toilet-guide/product/list.html#group08

オムツもいいですよ

緊急時にオススメなトイレがもう1つ。それは、オムツです。

オムツの利点

  • 場所を選ばず排泄できる
  • 長時間使用できる(種類による)
  • 使用方法が簡単
  • 軽い
  • 体が不自由な方でも使いやすい
  • スーパーなどでも購入できる

オムツの欠点

  • 不潔になりやすい
  • 臭いが気になる
  • その都度廃棄する必要がある
  • かさばる
  • 自分で履けない方は介助を要する
  • お金がかかる

オムツの選び方

リハビリパンツ+尿取りパッドが基本

オムツは、カバータイプ、パンツタイプ、中当てタイプと様々あります。

毎回リハビリパンツを着脱するより、中当てパットだけ交換する方が簡単です。

介助を要する方ですと、おむつカバータイプ+尿取りパッドで大丈夫です。

尿吸収量を見る

オムツは、外袋に『尿〇回吸収分』と記載があります。各社によって差がありますが、1回の尿量が大体120~150mlで設定されています(これも袋に記載されています)。

若い方ですと、1回の尿量が300ml程度は出ますので単純に回数だけで選ぶと吸収しきらない場合があります。何回分で見るよりも、何cc吸収できるかを把握して購入すると良いです。

オムツの履き方

履き方をあなどるなかれ。知らないと漏れる確率が高くなります(^^;

  • 前後に2~3回のばし中のギャザーをしっかり立たせる(ギャザーは横モレ防止のかなめ)
  • 履きやすいように横にのばす
  • 尿とりパッドに手を入れてギャザーを立てておく
  • 両足をパンツに通し、膝のあたりで尿とりパッドを装着する
  • 尿とりパッドがリハビリパンツのギャザー内に収まっているか確認
  • リハビリパンツに尿とりパッドがピッタリつくように押さえる
  • リハビリパンツを腰まであげる
  • 交換の際は真上から引っ張ってはがす※横からだとパンツがやぶけやすい

オムツの臭い対策

家庭用ゴミ袋だと臭いが気になることがあるかもしれません。オムツが臭わない専用のゴミ袋も販売されていますよ。

避難所トイレと感染

トイレは感染源になりやすい

災害時にはトイレが感染源になりやすいため、使用ごとのアルコール消毒やトイレで密にならない工夫が大切ですね。

ノロウイルス

アルコール消毒では死滅しません。糞尿、吐物にもウイルスが含まれ感染します。対策は流水で手を洗う、ドアノブ・便座など、触わる部分はハイター消毒をします。

コロナウイルス

アルコール消毒で死滅します。糞尿にも含まれます。対策は触る部分をアルコール消毒します。

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まとめ

  • 災害の教訓を活かすためにトイレを備えよう
  • より多くの人がトイレを備えれば、避難所トイレの密状態、感染予防に役立つかもしれません

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