避難所は、家をなくしたり住めなくなった方に優先されるもので、みんなが避難するとパンクしてしまいます。
なにより、住み慣れた自宅で避難した方が嬉しいですよね。そこで、自宅で避難生活をするための備えについて考えてみたいと思います。
自宅の安全性を知っておく
自宅での避難生活に備える前に、自宅がどのくらい安全なのかを知っておく必要がありますね。
家の耐震基準
昭和56年以前の耐震基準は倒壊の危険性が高いため、避難所や屋外避難を想定していた方がいいかもしれません。
家の回りの環境
住宅密集地では火災の危険性も高まりますし、土砂崩れが起きやすい場所、海抜の低いところなども自宅外避難を考える必要があります。
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地震と火事はセット。火災の備えは大丈夫?
家の中の環境
家の中がキケンなものに囲まれていたら、キケンですね(^^;。避難生活するためには、安全への備えは必要です。
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自宅でできる地震対策のご紹介。家の安全は安心を備えられます。
車中泊やテント泊でも
自宅がキケンと判断したら、車やテント生活も視野に入れて備えておくといいですね。
避難所での集団生活に比べて、自由度や快適さも違います。エコノミー症候群に注意は必要です。
在宅避難生活に備えるモノ10選
在宅避難生活に備えたいものを勝手にランキングしてみました。
何日分備えたらよいのか
東日本大震災では、ライフラインが復旧するまで、ガス2か月、電気3か月、水道4カ月でした。期間を決めず、備えあれば憂いなし、ですね。
1位 ライト
1人に1つ準備し、場所ごとにもあった方が安全ですし便利です。電池いらずのものなど、ライトにこだわると生活しやすいですよ。
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快適自宅避難生活のために。ライトにこだわる。
2位 トイレ
地震と断水はセットですね。トイレは欠かせません。庭を掘ってしたら雨で溢れてきますのでご用意をオススメいたします。
トイレで使用するトイレットペーパーなどの備品も合わせて多めにストックしておくといいですね。
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【断水対策】トイレを備えよう
3位 食料・水
生きていくためには必要ですね。そして、せっかく食べるならおいしく食べたいですよね。普段食べるものをローリングストックするのがオススメです。
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【非常食】非常時だっておいしく食べたい
非常食は、手軽に摂れる炭水化物に偏りがちになります。おかずや野菜が入っているものがオススメです。
4位 保温グッズ(冬の場合)
室内にいても、15℃程度でも、低体温症になる場合があります。体が冷え切ってしまうと体温も上げにくいです。命に関わるためオススメします。
石油ストーブは、調理、ライトの代わり、加湿など防災に役立つ機能満載です。
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5位 カセットコンロや七輪
生活する=食べる、でもありますよね。調理ができると心も温まります。
6位 ラジオ
多機能ラジオはライトやスマホ充電などいろんな機能があり便利ですが、多機能なだけに長期に使用するとなると充電や持ち運びには気を使います。
長期生活では、ラジオ、ライト、充電、それぞれあると助かります。
7位 常備薬・キズ薬
災害時はすぐに病院に行けないことも。常用薬が余分にある、応急手当ができると安心です。
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8位 自家発電やポータブル電源
電気のあるこれまでと変わらない生活ができた方が心にも優しいです。スマホやラジオなど継続的に使用でき、普段使いで省エネにもなります。
ポータブル電源は手軽に準備でき移動もラクチンです。電気容量の違いで値段が変わり3万~からあります。
レンジやドライヤーなど、高出力なものは1000Whのものが必要です。
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9位 体拭きシート、ドライシャンプー
お風呂に入ることができないと心もしずみます。身なりを調える人らしさを保つことは災害時にとても大切だと私は思っています。
10位 おやつ、栄養補助食品、野菜ジュース
おやつは手ごろにすぐ食べられてカロリーもあり、味覚や食欲が低下する災害時には重宝します。
災害時に不足しがちなミネラル・タンパク質の補給も健康管理に大切です。
ほうきはありますか?
10選には入れませんでしたが、ホウキのないご家庭では、ホウキの用意をお忘れなく。散乱したものを片付けるのに必要です。
まとめ
- 避難所は家がない、住めない方のために
- 自宅の安全性を見極め、避難生活をどこですごすか考えておきましょう
- 自宅避難生活で必要な備え勝手にランキング10選でした